HOSCOのフライングVキットは最高デェス!後編

ギタークラフト・カスタム

前回までの記事で塗装など木工の仕上げまで行きました。
今回は組み込みから完成までをお届けいたします。

ハードウェアの組み込み

ペグ

ペグはダメだろうなと思ってたけど、一応どんなもんか見とこうかなと…。
やっぱダメでした(笑)
これはよろしくないですね。弦ひっぱたら逆回転するとかズルっと抜けるみたいな極端な悪さはないですが、The安ギターな回し心地なペグです。
ギターの値段によって抑えられるパーツの品質の中でペグはわかりやすいですね。
私が感じる安ペグの症状は以下のような感じ。

  • どこかしらガタついてる
  • パーツが軽く、振動を殺してそう
  • 同一方向に回している間はいいが、逆に回すと最初に遊びがある

そして本当の粗悪品は弦を引っ張ったらペグが回るやつもあります(笑)
さすがにそこまではなかったですが、こいつはかなりヤバイやつなので要交換です。

フレットの擦り合わせと指板メンテ

ネックはほぼほぼストレートなので問題なし、ただしフレットは何か所か小さくないガタツキがありました。このままセットアップしたら間違いなくビビるだろうなってレベルで。
ですのでフレットの擦り合わせを丁寧にやりました。
今回はかなり上手くいった。使わなくなったカードでフレット3本ずつガタつきがないか細かく処理していったからでしょう。何か掴んだ気がします。

そして今度は指板。こいつが乾燥しまくってて粉吹いたみたいになってました。

HOSCOのフライングVのネック

そこで蜜蝋入りワックスのこいつで保湿&クリーニング。
昨今指板にレモンオイル問題がございますので、私の選択肢はどちらでもないこちらでした(笑)
まあ若干レモンオイル入ってるみたいですがね(´・ω・`)
そして仕上がったのがこちら。黒光り(*´ω`*)

HOSCOのフライングVのヘッド

ブリッジ

同じHOSCOのストラトを作った時は自分でセンター出ししてブリッジ位置を決めたんですが、今回は最初からブリッジポストの穴開けられてたんですよね。
ありがたい話ではあるのですが、正直これが懸念点でした。センターずれしてたら埋めて掘るの大変やなと…。

おそるおそるスタッドを打ち込んでブリッジを設置し、同梱されてた安弦の1弦と6弦のみ張ってみたところ、ドンピシャでいい位置!嬉しい!
このブリッジは悪くなさそうな感じでしたので交換なしでこのままいきます。

ただ、センターずれに意識が持っていかれすぎて弦アース取るためのワイヤー仕込むのを忘れてましたorz

※ストラトなら裏バネのとこにアースを落としますがレスポールやVのようなトレモロがないギターはブリッジのスタッドのとこにボリュームポッドから引いたアースを挟むように仕込んでます。

ピックアップなどの配線

電装系はちょっと凝ってます。
まずピックアップはさすがに別で用意しました。エレキギターにとって音を左右する要素の80%くらいは担ってるパーツだと思いますし。。。
で、今回選びましたのが、KENT ARMSTRONGのM215K Typhoon Ultra Distortion(リア)
※画像クリックでサウンドハウスの詳細ページ

とM214K TEMPEST DISTORTIONです。
※画像クリックでサウンドハウスの詳細ページ

一般的なリプレイスメントピックアップに比べるとだいぶ安い物でしたが、こいつは大当たりですね。正直特筆する個性はないのですが、リアの215はバランス良く高い出力で倍音がたっぷり出てる感じで、アンプに挿したらとりあえずいい音が出るようなピックアップ。
セッティングが楽。おすすめできるピックアップでした。

キルスイッチとポット

もともとトーンはいらない民なので1ボリュームにする予定でした。つまりピックガードの穴が余るわけです。余らせとくのもなんだかなって事でキルスイッチを付けることにしました。
これでバケットヘッドごっこができるわけです!
購入したのはこちら。↓アマゾンで900円。

配線まとめ

KENT ARMSTRONGのリード線はダンカンと同じ配色だったから迷わず結線できました。
が、私はもともと電気系統に強いわけではなく、調べながらやってたので今回はジャックのHOTとアースを逆に繋いでたというミスをやらかしてました。
ここで困ったのが音は出るんですよね(笑)ただ凄いノイズ。。。
パーツに触るとノイズが増すという現象で一個ずつ付けたり外したりしながら解決しました。
いい勉強になりました。ジャックは逆に繋いでも音でるんやね(;´Д`)

組み立て

ボルトオンのジョイント部の厚みを削る処理をしたため、ネックプレートを付けることができなくなってます。しかし直接ネジを打ち込むとボディにめり込んでしまいますし見栄えがよろしくありません。
そこで、ワッシャーをキレイに埋め込みまして処理したわけです。

HOSCOのフライングVボルトオンジョイント部

キレイに行きました!かなり素敵!
そして出来上がりましたのがこちら。

まとめ

ハッキリいいまして今回はかなりうまくいきました。
めちゃくちゃ気に入ってます。
音はいいしプレイアビリティも合格ライン。欲を言えば弦高をあと数㎜下げたいが私の技術じゃ調整が難しそうなので一度リペアに出してどんな処理を施すのか勉強してみようと思います。

ギタークラフトに興味がある人は是非挑戦していただきたい一本。

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