速弾きのスタイルの違いについて考える

雑談

Twitter見てて、すごく上手いというか「上手い」と形容することすら失礼なレベルの人に酷評する人が時々います。中には嫉妬だとか、単純にその人が気に入らないとかってのもあると思うんですが、これは速弾きのスタイルの違いから上手いとわからない人が多いのではと思ったのです。

あくまで私の持論ですので、そうじゃないとかいう批判ではなく、そう考える人もいるんだーくらいに見ていただければ幸いです。

誰でも(速弾きが)上手いとわかるAタイプ

ガスリー・ゴーヴァン / ジョン・ペトルーシ / ポール・ギルバート
藤岡幹大 / 大村孝佳 / Syu

特徴として、ダイナミクスが揃ってて発音が無茶苦茶キレイ。
拍、小説単位でリズムが丁寧に揃っていて非常に聴き取りやすく、早いフレーズでも何弾いてるかよくわかる。
16分音符や3連・6連といった耳馴染みのフレーズが多く、これも聴き取りやすい。
スウィープにおいてもダイナミクスが揃っており、リズムも安定している。
やや機械的なところもあるが、誰が聴いてもキレイに音が聴こえるので、その当たりが特に耳につく中級者からの支持が高い。

勢いやフィーリング溢れるBタイプ

イングヴェイ・マルムスティーン / マーティ・フリードマン / ハーマン・リ(イケメン)
高崎晃 / ケリー・サイモン / Sgt.ルーク篁

正確なリズムというよりも、一つのテーマ内で駆け抜けるようなフレーズが多く、手癖的な5連・7連などの奇数連符もよく出てくる。スウィープにおけるダイナミクスも強くついており、正確にリズムに乗せて弾くというより最初と最後で帳尻合わせるくらい勢いで弾くスタイルな事が多い。
リスニングが得意でない人には音の波のように聴こえるかも。

Bタイプは誤解されがち

この誤解というのが、ちょっとギターが弾け始めた中級者に多い気がするのですが、速弾き上手い⇒ギターが上手いという誤った認識が根底にあり、速弾きが上手い=キレイに音が出てる(未熟な耳でも聴き取れる)となっているのかなと思います。

だからBタイプのギタリストは時折、耳が育っておらず良し悪しのわからない中級者にヘタだと言われたりするんでしょうね。

そもそもの話ですが、ギター(音楽)は速く弾く競技ではないので上手い下手じゃなくてカッコイイかどうかで判断しようよって感じですよね。

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