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今さら聞けない4ケーブルメソッドとは

ノウハウ

最近はほんとマルチエフェクターの高機能化が進みまくって真空管アンプなんて必要ないんじゃって感じになってきてる気がしますが、やっぱデジタルでは感じられない味があるわけです。

弾き手のエゴだったりしますが(笑)
いや、真空管アンプは漢のロマンですよ。

しかしながらアンプを使ってサウンドメイクするには足元がエフェクターやケーブルだらけになり参ってしまいます。…だがそれがいいって人も多数いらっしゃるので、なんとも言えませんが、そんな中いろんな音を出したいけどスイッチ類はスッキリまとめて一踏みでバッチリ音変えたいというワガママな誰かが気付いたわけです。

アンプもスイッチャーの中に組み込んだらよくない?と。

これを実現するのが4ケーブルメソッドという接続方法です。
4CMとも表記されます。
今回のお話ではケースとして一番ありがちなマルチエフェクターの中にアンプを取り込む4ケーブルメソッドに限定します。

4ケーブルメソッドでできること

マルチエフェクターのエフェクトチェインの中にアンプをぶち込んで、アンプ+エフェクターの自由なセッティングと簡単操作を実現!
もう少し今風なマルチで言うと、アンシミュ(プリアンプ+キャビ)のブロック部分がガチアンプになるというわけです。

つまりこう。

4ケーブルメソッドに必要な物

・エフェクトループ付きのアンプ
・エフェクトループ付きのマルチエフェクター
・シールド×4本

最近のアンプはほぼ間違いなくエフェクトループついてますね。もしついてなかったらあきらめるか改造してください(笑)

マルチエフェクターでエフェクトループ付きとなると大体5万円超えてくる機種が多いかと思います。プロの現場でよく見るのがLINE6のHELIXを使っての4ケーブルメソッドです。
HELIXとかそれ単体で十分ええやないかと思ってしまいますが、やはりプロの現場はいろいろな要求があるんでしょうね。

ちなみに私の一推し4ケーブルメソッド向けマルチというかスイッチャーはBOSSのMS-3でございます。
こちら↓↓↓


マルチエフェクターでありスイッチャーなのですが、アンプ側がMIDIやフットスイッチによるチャンネル切り替えを受け付けるのであればMS-3でチャンネル切り替えまでできてしまいます。

つまり、1スイッチでエフェクトの組み換えからアンプのチャンネル切り替えまでできてしまうと。素晴らしい。
ちなみにMIDI信号も送れますので、デジタルアンプのパッチ操作まで可能。

私は一時期BIAS HEADとMS-3で4ケーブルメソッドを企んでおりましたが家庭の事情により断念しましたorz

4ケーブルメソッド接続方法

4ケーブルメソッドの接続方法

このような流れとなります。
ややこしいからこの信号の流れを理解し、繋ぎ間違えがないようにしましょう。

4ケーブルメソッドの注意点

最後に4ケーブルメソッドで接続する際の注意点ですが、アンプのエフェクトループにはシリーズ(直列)とパラレル(並列)があり、選択できる場合はシリーズを選ぶように。

なぜかというお話のためにもそれぞれの信号の違いを図でどうぞ。

エフェクトループのシリーズとパラレル

このようにパラレルの場合はプリ部の音がパワーアンプに流れしまうので、マルチエフェクターに取り込まれたプリ部の音とダブって出てしまうことになり…嫌な感じ(笑)になります。

もしお使いのアンプがシリーズ/パラレルの切り替えスイッチがない場合、DRY/WETのバランスノブがあるはずです。
それをWETに振り切って原音を通さないようにするか、KILLDRY(キルドライ)スイッチがあれば入れましょう。

以上!
このマルチエフェクターが充実したご時世、アンプを使うなら4ケーブルメソッドがアツイっすよ!

知らんけど(´・ω・`)

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